Evidence Based Trainingとは?
Evidence Based Trainingとは、『Evidence(科学的根拠)に基づいた運動療法=身体トレーニング』のことをいいます。
近年、医療の現場ではEBM(Evidence Based Medicine)は共通の認識となっているようです。これは直訳すれば、『科学的根拠に基づく医療』ということになります。
運動療法に関する分野の一つであるメタボリックシンドロームに対する運動療法でも、その有用性を示唆する多くのevidenceが報告されています。つまり、運動が健康に多大な恩恵をもたらすと示されているのです。
そしてそれらevidenceをまとめたものが2006年に運動所要量・運動指針の策定検討会によって報告されました。
『健康づくりのための運動指針2006~生活習慣病予防のために~』
『健康づくりのための運動基準2006~身体活動・運動・体力~』
EBTの信条でもある運動は一生の仕事(継続性)と必ず効果を出すということとは、それらevidenceに基づいた指導をしているからに他なりません。
多種多様なトレーニング方法がある現在だからこそ、Evidence Based Trainingであるべきだと考えます。
≪メタボリックシンドロームとは?≫
メタボリックシンドロームは、シンドロームXまたはインスリン抵抗性症候群といわれており、多くの冠動脈疾患の危険因子(肥満症や高血圧、高脂血症、糖尿病など)が寄り集まった状態の疾患です。
このメタボリックシンドロームの中心的特徴として腹部脂肪(腹腔内脂肪組織の増加)が挙げられます。
アメリカでは約22%、4,700万人の成人に広まっています。
メタボリックシンドロームに関係した危険因子があると、心血管疾患の罹患率や死亡率が相乗的に増加します。
≪メタボリックシンドローム診断基準≫
自己判断をせず、医師の診断を受けてください。
腹囲周囲計が男性85cm以上、女性90cm以上であり、かつ以下のうち2項目以上該当する場合メタボリックシンドロームと診断されます。
尚、2008年4月より始まる特定健診・特定保健指導の基準に採用されているのは上記の腹囲周囲計にかかわらず、BMI(体格指数)が25以上(日本では肥満に分類)に該当する方で、かつ以下のうちの2項目以上に該当する場合です。
※血圧高値
最高血圧 130mmHg以上
最低血圧 85mmHg以上のいすれか、または両方
※血清脂質異常
トリグリセリド 150mg/dl以上
HDLコレステロール値 40mg/dl未満のいすれか、または両方
※高血糖
空腹時血糖値 110mg/dl以上
≪運動の生活習慣病の予防・改善効果≫
運動を正しいやり方で継続したとき、次の8つの効果が生活習慣病を防ぎ、毎日の健康を支えます。健康を維持するために運動習慣をつけましょう。
1.脳の働きを高める
2.心臓・肺の機能を高める
3.免疫力を高める
4.内臓脂肪・皮下脂肪を減少させる
5.血管の老化防止
6.運動機能を高める
7.インスリンの働きを促す
8.体温調節機能が高まる
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